人にとって大切な五感の一つ、「聴覚」をサポートする補聴器。欧米では「ヒアリングエイド」と呼ばれ、難聴を持つ方たちが自身の日常生活・コミュニケーションを豊かにするツールの1つとして、積極的に活用しています。
「人に見られるのは恥ずかしい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在の補聴器は、「聞こえ」を効率よく高める機能の他に、非常にコンパクトで目立たない、カラーバリエーション豊富でファッション性が高いなど、製品ごとにさまざまな特徴があります。ご自身のニーズやスタイルに合ったものをお選びください。
何らかの要因で聴覚が低下した状態(聞こえづらさを感じる)のことを難聴と言います。その原因は、加齢による自然な聴力の衰えから、病気・ケガ・騒音・生活習慣・脳の障害によるものまでさまざま。片耳だけ、高音域だけ、耳鳴りを伴うなど、現れ方にも個人差があります。
ご自身の「聞こえ」に少しでも違和感を覚えたら、決して放置せずに早めに専門医の診療を受け、適切な対処法を講じることが大切です。
補聴器(ヒアリングエイド)とは難聴を治療するものではなく、耳に入ってくる音量や音質を調整して「聞こえ」をサポートする装置です。似た機能を持つ集音器と異なるのは、薬事法に定められた医療機器であるという点。
片耳だけでも使用できますが、音の方向や距離がよく分かり、耳が疲れにくい両耳装用をおすすめしています。
また専門技術者の調整なしで体に合わない補聴器を使用し続けると、かえって聴力が低下するなどの悪影響が出ることもあります。
できる限り、導入時に的確なカウンセリングやフィッティングを行い、掃除・点検などきめ細かなアフターサービスが可能な補聴器専門店でご購入ください。