眼鏡と生きた創業者と妻。

村井メガネ店の創設者、村井勇松は明治37年(1904)福井県今立郡北中山村(現在の鯖江市)に生まれ、高等科を卒業後、東郷佐五郎経営の眼鏡工場に入社、眼鏡の製造技術・販売を学んだ。6年後に独立し、福井市老松中町裏通りで個人経営の小さな眼鏡屋を創業。翌年、たか子と結婚、夫婦二人三脚で眼鏡の製造・販売を開始した。昭和14年(1939)に店舗を大手町に移転。戦後直後は、空襲で焼失した店の再建に追われながらも、地元の人々のため眼鏡の調達に奔走。また、眼鏡の小売だけでなく、福井眼鏡業界全体の振興発展にも力を尽くした。海外市場の開拓、眼鏡輸出検査一元化、福井県眼鏡協会設立などをおこない、昭和44年(1969)眼鏡の海外市場開拓と輸出増進の功績により、内閣総理大臣より勲四等瑞宝章を授与。晩年も福井眼鏡業界の新たな歩みを見いだそうと、アメリカ、中国、旧ソビエト、ヨーロッパ諸国など世界を旅しながら眼鏡の研究を続け、生涯を眼鏡とともに生きた。

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会社概要

昭和3年福井市老松中町(旧町名)で『村井眼鏡店』を創業。眼鏡の製造・販売を始める。
昭和4年インドとの直接貿易開始。福井県眼鏡界では初の対外直接貿易となる。
昭和9年福井県今立郡北中山(現在の福井県鯖江市)に眼鏡工場をつくる。
昭和14年店舗を現在の福井市大手町に新築移転。
昭和17年事業拡張に伴い『村井眼鏡店』を会社法人化し、代表に村井勇松が就任。
昭和19年製造・卸部門を別に設立した会社に移行。村井眼鏡店を小売専門とし、代表に村井たか子が就任。
昭和20年7月19日の大空襲で村井眼鏡店の店舗が焼失。福井市内が一面の焼け野原となった。
昭和55年だるまや西武(現在の西武福井店)に出店、『村井メガネ西武店』をオープン。
昭和57年『財団法人 村井勇松基金』を設立。
村井たか子により盲導犬貸与事業を含む視力障害者への支援を目的として設立した。
平成19年村井メガネ本店 全面リニューアル。セレクトブランドと3プライスの店舗に生まれ変わる。
平成20年村井メガネ本店2Fにロービジョン補助具の常設展示体験コーナを開設。